40坪でいくらかかるの?外壁塗装の相場を知ることで対策がさまざま可能
外壁塗装工事をしようと考えているときに、いろいろなことが頭の中に浮かんでくると思います。
そのいろいろなことの中に高確率で入ってくることの1つに、お金があると思います。
外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、自分の家の場合はどれくらい費用がかかるのか知っておきたいですよね。
高いお金を払うのに、払う対象について知らないことだらけとなると、お金をかけることにためらいが出てきてしまい、なかなか決断に至らないことになるかもしれません。
そこで家とあなた自身の今後をしっかりと守るためにも、まずは40坪の家の外壁塗装にどれくらいの費用が必要になるかを知って、外壁塗装について全くの知識がない状態が脱却しましょう。
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40坪の家で外壁塗装をする場合の相場は?
もしもあなたの家の建坪が40坪の場合、外壁塗装にどれくらいのお金がかかるのでしょうか?
外壁塗装といってもさまざまな作業が含まれています。
それも家の面積など一軒一軒によっても状況が変わってくるので、全体的な費用相場を算出することは難しいですが、大体80万円~120万円くらいが1つの基準と言われています。
家の外壁の面積の求め方とは?
外壁塗装の主な工事がその名の通り「塗装」の工程です。
塗装にかかる費用は、塗料を塗る外壁の面積を求めることでわかりやすくなります。
外壁の面積は、家の坪数を知ることで計算することが可能です。
家の構造が複雑なものもあるため、正確な面積を求めることは不可能ですが、大体の面積を知っておくことで費用相場がある程度見えてきます。
外壁の面積=延べ床面積×係数(1.2~1.7)
この公式で、外壁の大体の面積を求めることができます。
延べ床面積とは?
延べ床面積とは、そのまま床の面積なのですが、延べ床は家の中のすべての床のことを指し、家が2階建ての場合は、1階の床面積と2階の床面積の合計ということです。
坪数も「延べ」がつくことで各階の合計になります。
係数とは?
外壁塗装における係数とは、家の外壁面積を延べ床面積から求めるときにかける数字で、一般的な家の外壁塗装工事ですと、1.2~1.7と言われています。
係数が1.2とする場合、外壁の面積が床面積の1.2倍くらいということです。
しかし、この係数で家の外壁の面積を完璧に求められるということではなく、係数によって求められる面積はあくまで目安だということを覚えておいてください。
なぜ外壁塗装の相場の振れ幅は大きいのか?
外壁塗装の相場は、かなり振れ幅が生じてきます。
上記でも説明させていただいたように、計算式で求めた外壁面積をもとに工事費用を算出してみても、正確な費用がわかるわけではありません。
では、なぜ外壁塗装の相場にそこまで振れ幅があるのでしょうか?
それは…
1. 家の構造
2. 家の劣化具合
3. 使用する塗料の種類
4. 家の外壁の種類
5. 依頼する塗装業者
といった5つの要素が関係してきます。
これらをしっかりと確認して、相場の振れ幅の原因を知りましょう。
家のつくり・構造によって違う
さまざまな形状の家が存在します。
真四角な家、L字型の構造になっていたりと、家によって形状が少しずつ違うので、外壁の面積を計算することは難しいのです。
家の劣化具合が違う
家の劣化は、当然ですが家によってそれぞれ違います。
さまざまな症状があり、状態によって費用も変わってくるため、相場にもひらきが生まれます。
外壁塗装に使用する塗料によって違う
外壁塗装に使用される塗料は、グレードによって費用も変わります。
基本的には、グレードが低くなると費用は安いですが耐久性は劣り、グレードが高ければ費用が高くなる分、長持ちします。
そのため、どんな塗料を使用するかによって、塗装工事にかかる費用が変わってくるので相場をはっきり断定することができません。
外壁の種類によって違う
家の外壁には、モルタル・サイディング・漆喰・ALC・タイルというように、たくさんの種類があります。
どんな外壁に塗装するかで塗料や工法が変わり、工事費用も変わります。
依頼する業者によって違う
外壁塗装を行う業者は、「大手リフォーム会社」と「地元の塗装業者」に大きく分けられます。
大手リフォーム会社に外壁塗装を依頼した場合、現場で工事をするのは下請け業者がほとんどです。
さらに、下請け業者にお願いをすることで仲介料が発生します。
しかし、地元の塗装業者の場合は、下請け業者を使わず、職人さんがそのまま工事をしてくれるため、余分な費用が発生しません。
このようにどんな業者に依頼するかによって、費用が変わってくるため違いが生まれます。
外壁塗装の相場がわかったら?
外壁塗装にかかる費用相場が大まかでもわかることができれば、外壁塗装に関する費用面のイメージも付いてきたかもしれませんが、必ずしも相場=工事費用ではありません。
家は一軒一軒状況が異なるため、正確な費用を面積だけで出すことは難しいです。
そこで大体の相場がわかったあとは、実際に塗装業者に調査をしてもらい見積もりを出してもらいましょう。
この見積もりをスムーズにするためにも、見積もりをするときの注意点を見ていきましょう。
外壁塗装の見積もりで気をつける点は?
家の相場がわかったのなら、業者に依頼して見積もりを出してもらいましょう。
その際、実際にあなたの家を見てもらって見積もりをしてもらうようにしてください。
その他にも見積もり依頼の際のポイントについて説明していきますので、いっしょに見ていきましょう。
外壁塗装の見積もりであなたがしてはいけないこと
外壁塗装の見積もりの際に、あなたに注意してほしいことが4つあります。
1. 見積もりを1社だけで済ませてしまう
2. 金額だけで塗装業者を選んでしまう
3. あなたの希望の金額を教えてしまう
4. 他社の見積書を見せてしまう
この4つのことはしてはいけないことです。
では、どうしてしてはいけないのか?それをこれから見ていきましょう。
見積もりを1社だけで済ませてしまう
1社からしか外壁塗装の見積もりをとらずに、その業者だけで判断することはやめたほうがいいです。
なぜなら、1社だけだと適正価格で適正な工事内容かどうか判断できない、そして他社にもっとあなたにマッチした提案ができる業者がいるかもしれないといった理由があります。
比較対象があるということは大切で、あなたの要望に適正な工事内容で答えてくれる業者を探しやすくなります。
金額だけで塗装業者を選んでしまう
外壁塗装は、決して安いものではないため少しでも費用を抑えたいと考えますよね。
しかし、だからといって安いという理由だけで業者を選ぶことはおすすめできません。
なぜなら、本当はしなければいけない工事を省いているだけで安くなっているだけということも考えられるので、業者にしっかりと金額の理由を聞くようにしてください。
特に極端に安い価格を提示してくる業者には注意しましょう。
あなたの希望の金額を教えてしまう
よくやってしまいがちなことなのですが、塗装業者に希望金額を伝えてしまうことはおすすめしません。
希望金額を伝えてしまうと、工事内容が不適切になってしまったとしても希望金額まで下げて契約を取ろうとする業者もいるからです。
悪気はなくあなたの希望に沿いたい一心でやるべきことを省いた提案をしてしまったという例もあります。
希望金額で適切な工事が不可能ならば、理由とともに説明してくれると思います。
他社の見積書を見せてしまう
塗装業者に他社の見積書を見せてしまうと、希望金額を教えてしまったケースと同じで、安い見積書を無理やりでもいいから作ってしまうかもしれません。
基準になる金額を与えてしまうと契約をしてもらうためにそれよりも安く提案してくる可能性が高くなるため、何も見せることなくその業者が純粋な状態のまま作成した見積書を出してもらいましょう。
外壁塗装の見積もりであなたが行うべきこと
外壁塗装をする際に、行ってほしいことがあります。
それは、優良業者で相見積もりをすること。
地元の優良業者に見積もりをお願いすること。
人を見ることの3つです。
複数の優良業者から見積もりをとって比較することは、適正価格の見積もり同士で比べることができるということで、あなたと業者の相性をきちんと見極めることできます。
さらに、地域密着型の優良業者であれば、下請けを利用することもないため、余計な料金が発生することもありません。
そして、最後に人をみることですが、業者ももちろん人です。
人として良い人ということが家の工事を任せるということで一番大切といっても過言ではないかもしれません。
あなたのことを親身になって考えてくれており、ぜひとも家のことを任せたいと思える業者に依頼することが外壁塗装を成功させる一番の近道かもしれません。