費用相場を知ろう!外壁タイルの洗浄・掃除はいくらかかる?
外壁タイルの汚れを日常的に気にしている人は少ないと思います。
そのため、気づいたときにはかなり汚れているなんて話をよく耳にします。
そんなときは、外壁タイルの洗浄リフォームをすることで住宅を美しく蘇らせることができます。
外壁タイルの洗浄には、大きくわけて2種類あり、それぞれに特徴があり費用なども違ってきます。
そこで今回は、外壁タイルの洗浄や掃除について説明していきたいと思います。
興味のある人や洗浄について検討しようと考えていた人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
見出し
外壁タイルを洗浄すると
住宅の外壁タイルは、意識していないとあまり注意深く見ないものだと思います。
そのためリフォームをするタイミングが遅くなってしまったなんてことも多いでしょう。
しかし、外壁タイルを洗浄することは、カビやコケなどの汚れを落とすことができるため、外壁を長持ちさせることに繋がります。
さらに洗浄作業の際に、外壁のひび割れやメンテナンスすべき箇所を発見できるメリットもあるので、大体10年に1度のタイミングで実施してみてはいかがでしょうか。
では、ここから外壁タイル洗浄の費用や洗浄剤などについて詳しく説明していきます。
高圧洗浄のみを実施した場合
もっとも簡単で効率的な洗浄方法として高圧洗浄というものがあります。
外壁塗装をおこなう前に用いられる洗浄方法であり、高圧洗浄は水道水だけを使用します。
高圧洗浄は強い水圧で排気ガスやサビ汚れ、雨だれなどの汚れを落とすことが可能です。
またカビやコケなどの生物系の汚れもクリーニングすることができます。
それでも落ちにくい汚れはスポンジなどでこすって落としていきます。
高圧洗浄にかかる費用
高圧洗浄だけの施工費用としては一般的な住宅で大体2~5万円程度と言われています。
洗浄作業をおこなう際は、近隣のお宅に汚れや水飛沫がとばないように養生が必要になります。
建物によっては施工のために足場を設置する場合もあります。
養生と足場を設置する費用で約20~30万円程度かかると覚えておいてください。
そうなると高圧洗浄するだけで足場を設置しておこなうと勿体ないので、コーキングの打ち替えや全体の外壁塗装工事と合わせておこなうことが多く、おすすめです。
合わせておこなうことで長期的には費用を抑えることに繋がります。
他に、足場を設置する必要のない部分やカビやコケが生えている部分だけを数年に1度洗浄して、足場が必要な高所などは他の工事と合わせておこなう方法もあります。
高圧洗浄だけでは落とせない頑固なカビやコケの根などは、洗浄剤を用いて除去することもあります。
洗浄剤を用いて洗浄する場合
少しだけ先述させていただいた洗浄剤を用いた洗浄方法について説明していきます。
その方法は、バイオ洗浄と呼ばれるものです。
バイオ洗浄は、カビやコケなどの生物系の汚れに対して大きな効果を発揮します。
洗浄剤を用いることによって、根こそぎ洗浄できますので除去しても同じ場所にカビやコケが発生してくるということを高確率で抑えることができます。
バイオ洗浄剤はさまざまな特徴を持った洗浄剤がたくさんありますので、どの洗浄剤を使用するかは依頼する業者と相談して決めるといいでしょう。
バイオ洗浄の工程としては、まず高圧洗浄で大体の汚れを落としてから、ローラーや噴霧器などを使ってバイオ洗浄剤を塗っていきます。
そのあと、しばらく時間をおくことで洗浄剤を浸透させ、最後にもう1度高圧洗浄ですべてを洗い流して完了になります。
バイオ洗浄という名前の印象で人体に悪影響を及ぼすのではないかと不安に感じる人もいるのですが、基本的には無害と言われています。
しかし、庭で畑をしていたりペットを飼っている場合などは使用する前に業者に確認するようにしましょう。
酸を用いるタイル洗浄
タイルを洗浄する際に希塩酸を塗布して軽く擦り汚れを落としていくという方法もあります。
タイルならではの洗浄法なのですが、タイルの種類によっては変色や変質してしまう可能性があります。
金属部分もサビを発生させてしまうかもしれませんので、使用の際は注意が必要です。
洗浄剤を用いた場合の費用
外壁クリーニングの施工費用は5~8万円程度になります。
通常の高圧洗浄と同じく足場の設置や養生の費用がプラスされる場合もあります。
そのため他の工事と合わせて行うことが、長期的にみると費用も節約できるのでおすすめです。
洗浄剤は本当に必要なのか
タイルはもともと汚れに強い建材と言われています。
そのため、通常の高圧洗浄だけでもほとんどの汚れを落とすことができるでしょう。
では、洗浄剤を用いるかの判断はどこですればいいのでしょうか。
やはりそれはカビやコケの状態が基準になると思います。
カビやコケの生物系の汚れが多く付着している箇所には、洗浄剤を使用した方がいいでしょう。
あと建物の周辺に川が近い、山が近く影になり日当たりが悪いなどの湿気が多くなる環境の場合は、洗浄剤の使用をおすすめします。
さらにタイルの表面に凹凸がありザラザラしている材料のものは、高圧洗浄だけでは汚れが残ってしまう可能性があるので、洗浄剤を使用した方がいいでしょう。
専門業者へ相談しよう
高圧洗浄は、見た感じで高圧洗浄機を使用して自分でも簡単に洗浄できると思ってしまうかもしれません。
しかし、洗浄も技術が必要で下手に素人がおこなうと住宅を破損させてしまう可能性もあるのです。
そのため、高圧洗浄と考えているのであれば技術と知識を備えた専門業者に依頼することがベストです。
洗浄剤を使用したい場合も信頼のおける業者に相談するようにしてくださいね。