緑カビについて知ろう!原因から掃除方法まで徹底解説
突然ですが、こんな経験ありませんか?
ふと窓ガラスを見てみるとフチに緑のカビが発生しているのを発見して、とてもショックを受けた。
そんな経験をしたあなたは、この記事を最後まで読んでみてください。
「カビなんてあまり気にしないから大丈夫」と思ったあなたにも、今後のためにぜひ読んでいただきたいです。
カビを放置してしまうと繁殖を続けて範囲を拡大していき、ついには病気の原因になりかねません。
この記事では、そんな緑カビの原因から掃除方法や予防対策まで隈なく説明していきます。
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そもそもカビの発生原因とは?
気づかぬうちに繁殖しているカビですが、そもそもカビの発生原因とは何なのでしょうか。
まずはその原因から説明していきたいと思います。
カビが活発になる条件とは?
カビとは、菌糸から形成される菌類のことを言います。
この菌類が「コロニー」という集団を成すことで、カビとなります。
そんなカビが活発に繁殖してしまう3つの条件があります。
それは…
●20℃~30℃前後の温度であること
●湿度が80%あること
●汚れやホコリ、食品などの栄養によるもの
この3つの条件が揃っていると、発生した小さなカビが徐々に拡大してしまうのです。
カビが発生しやすい場所
家の中でとくにカビが発生しやすい場所が2つあります。
1つめは、結露がよく発生している場所です。
外気の温度が低く室内が暖かい場合や、湿度の高い季節には窓ガラスに結露が発生しやすくなります。
2つめは、比較的空気がたまりやすい場所になります。
なかでも水蒸気がたまりやすい浴室や洗面所、キッチンなどの水回りは注意が必要です。
あとクローゼットや押し入れなどの壁面、太陽の光が当たりにくい暗い部屋にも注意です。
このような場所であまり換気をしない状態が続くとカビが発生しやすくなります。
緑カビの掃除方法
ここからはカビの掃除の仕方を紹介していきます。
カビを除去したことがある人で、「時間をかけて落としてもすぐにできてしまう」「何度も掃除をしているけどキリがない」と思ったことがある人は、ぜひチェックしてください。
カビの弱点を把握して、一気に除去していきましょう。
カビ取り剤は塩素系を使おう
カビを発見したら、まずは手っ取り早く市販の「塩素系カビ取り剤」を使ってみてください。
塩素系のカビ取り剤は、塩素系漂白剤ともいわれる洗剤で、こすっても落ちにくいカビをスッキリ取り除いてくれます。
市販の塩素系カビ取り剤のほとんどは、スプレータイプです。
目につくカビにむかって吹きかけるだけで簡単に落とすことができます。
漂白はもちろんのこと、同時に殺菌もできるため、カビを根本から取り除いてくれます。
ただし、塩素系カビ取り剤は、非常に強い漂白効果のある成分や殺菌効果のある成分が含まれているので、取扱いに注意が必要です。
もしも、直接肌に触れてしまうと、荒れてしまうおそれがあります。
衣類についてしまった場合は、色落ちしてしまう可能性もあるので、注意してください。
熱湯を使う
熱湯もカビを手っ取り早く除去するために効果的だと言われています。
カビも菌類で生物の一種であるため、50℃以上の熱湯には耐えられないのです。
50℃に熱したお湯に浸すだけなので、簡単に除去することができます。
しかし、カビが発生する箇所によって除去の仕方が違うので、簡単に説明していきます。
浴槽や浴室の壁や床などは、事前にスポンジで汚れを落としておきます。
そのあと、50℃以上のシャワーを10秒以上かけることで、カビの根本まで効果を発揮します。
最後に浴室を乾燥させるため、一晩換気扇をまわして完了です。
衣類やタオルなどにカビが発生した場合は、鍋で「煮洗い」をします。
まず、鍋で沸騰させたお湯にカビのついた衣類やタオルを入れます。
5~10分くらいかき混ぜながら煮て、冷めたらしっかりとすすいで、そのあと通常どおり洗濯しましょう。
煮洗いは頑固なカビにも効果を発揮しますが、衣類が色落ちしたり、素材に負担をかけてしまうこともあるので注意しましょう。
カビ取り剤を使用する前に汚れを取ることが重要
外壁に発生したカビは、カビ取り剤だけでは、なかなか落とすことができません。
外気に触れたカビは、通常の汚れだけではなく油汚れや酸化汚れも付着しているため、カビ取り剤がうまく浸透してくれないのです。
そのため、カビ取り剤を塗布する前に、高圧洗浄機などを使用して外壁についた汚れをきちんと取り除きましょう。
家の中のカビも同じく、まずは付着している汚れを落としてから除去にうつりましょう。
緑カビの掃除のポイント
カビを除去するポイントを把握しておくことが、繁殖を防ぐことにも繋がるため、いっしょに見ていきましょう。
発見したらすぐに除去しよう
カビを発見した場合、そのカビの周りには目に見えないレベルですが確実にカビの胞子が存在しています。
そのため、カビが発生した周囲1㎡の範囲は除去作業をすることをおすすめします。
カビが表面に発生している状態で空調やエアコンをつけると、カビの胞子が部屋全体に待ってしまうおそれがあります。
とにかく目視でカビを確認したら、すぐに除去するようにしてください。
緑カビを予防するには
カビの繁殖を予防するためには、なによりカビを発生させない環境づくりが大切になってきます。
換気が大切
カビを発生させない環境づくりとして大事なことは、風通しをよくすることです。
カビは、物体の表面に付着したのち水分を使って繁殖します。
そのため、換気をして家の中を乾燥させて水分を無くすことで、カビを予防することができるのです。
カビを繁殖させないためにも、日々こまめな換気を行うようにしてください。
まとめ:日頃からカビ対策をしっかりと
緑カビは発生してしまったら取り返しがつかないというわけではありません。
発生したとしてもしっかりと除去をすることが可能であること、日頃からの環境づくりでしっかりと予防をすることも可能であるため、家の風通しをよくして空気の循環を積極的にさせるようにしてくださいね。