掃除では落ちないカビや汚れを浴室塗装で除去しよう!
ほとんどの人が毎日使用するだろうトイレ・キッチン・浴室などの水回り。
そんな水回りの中でも換気が不十分になりがちな浴室は、定期的に掃除をしていたとしてもカビや汚れに侵食されていきがちです。
しかも、とても落ちにくいです。
だからといって毎日キレイに浴室を拭きあげるなんて現実的ではありませんよね。
現代人は、忙しいのです。
そんな落ちない浴室の汚れやカビに、長年頭を悩ませている人は多いと思います。
そこでおすすめなのが「浴室塗装」です。
「浴室って塗装するものなの?」
という疑問を抱いた人も多いかと思いますが、じつは浴室は塗装が可能で、それにより新築同様の状態に復活させることができるのです。
この記事では、そんな浴室塗装のメリットやデメリットなどを紹介していきたいと思います。
浴室のカビや汚れに悩まされて、どうしていいかわからなかった人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
浴室塗装のメリットとデメリット
外壁や屋根と違い、あまり塗装というイメージを持つことができない浴室ですが、浴室塗装をおこなうと凄くキレイな浴室に復活させることができます。
そこで、ここからは浴室塗装におけるメリットとデメリットを説明していきますので、いっしょに見ていきましょう。
メリット➀:新築同様、キレイになる
浴室塗装をおこなうことで、長年の使用で発生したカビや汚れをキレイに隠すことができるメリットがあります。
加工後の塗膜は、汚れが付着しにくいため色もキレイです。
新築同様の美しさを取り戻すことで、その美しさをキープしようと掃除のモチベーションを上げることにも繋がります。
メリット②:色を変えることでイメージチェンジできる
浴室だけにかかわることではないのですが、塗装により色を変えることでイメージチェンジをすることができます。
印象を変えるという点でいえば、浴室塗装はベストな方法のひとつと言えます。
色を変えることで浴室が広くなったように感じることも可能です。
メリット③:ユニットバス導入よりもコストがかからない
浴室のリフォームで頭に最初に浮かぶのは、交換だと思います。
しかしユニットバス本体、交換作業費などトータルで100万円以上のコストがかかることもあります。
ここでのユニットバスというのは、トイレとお風呂がいっしょになっている意味ではありません。
ユニットバスとは、あらかじめ工場で壁や床、浴槽などのバスルームに必要なパーツを作っておいて、現場でそれらを組み立てるバスルームのことをいいます。
なかなか落ちない汚れやカビに困っている程度でそんな高額な費用をかけることはしたくないですよね。
それに対して浴室塗装は、床や壁、天井など各部位だけを塗り替える方法も可能なので、支出費用をコントロールすることができます。
メリット④:交換が不可能なときのメンテナンス方法に最適
マンションや集合住宅、間取りや面積などの構造上、ユニットバスへ交換できない場合があります。
浴室塗装は、その壁や天井などの下地と塗料の相性が合うのならば、メンテナンスを行うことができるのです。
メリット⑤:カビによる人体への悪影響を回避できる
浴室は少し掃除を怠るだけで、すぐにカビが発生してしまいます。
そのカビをそのまま放置してしまうと、カビは空気中に胞子をまき散らすようになります。
そうなると狭い空間である浴室で、知らぬ間にカビを吸い込んでしまうようになります。
これによりアレルギー疾患を引き起こすおそれがあり、最悪の場合、命の危険に繋がってしまうかもしれません。
そんなカビを浴室塗装では、シャットアウトすることができるのです。
ここからはデメリットを見ていきましょう。
デメリット➀:業者の技術によっては塗膜が剥がれてしまう
湿気が長いあいだ溜まる浴室では、十分な下地処理と塗料の選択がとても重要になります。
浴室塗装の経験や実績がないという業者は意外と多いのです。
安いや早いといった理由だけで業者を選んでしまうと、経験のない業者に依頼してしまい塗膜が剥がれたりして見栄えがかなり悪くなってしまう可能性があります。
そのため業者選びは、焦らずじっくりと時間をかけることをおすすめします。
デメリット②:断熱性などは向上しない
現在の浴室はユニットバスが主流です。
塗装は低コストでキレイに仕上げるために有効な方法です。
しかし、塗装によって浴室全体の快適性が上がるわけではありません。
快適性や断熱性などを向上させたい場合は、新たなユニットバスへの交換を検討しましょう。
デメリット③:タイルの色は変えることができない
浴室で見かけることが多いタイル。
タイルは、塗料との相性が悪く密着しないので塗装ができません。
そのためタイルの色は変えることができないので、浴室塗装をする際はタイルの色との相性のよい色を選ぶことをおすすめします。
浴室塗装の注意点3つ
公営・集合住宅・マンション・ひと昔前の戸建て住宅に見られるセメント・コンクリート壁の浴室は、賃貸の場合は色の変更が認められないことが多く、退去時には塗り直しが必要なことがあるため、必ず塗装前に確認しておくことをおすすめします。
油性塗料の場合、ニオイが数日残る可能性がある
塗料には、油性塗料と水性塗料とがあります。
浴室塗装においては、どちらも使用することができるのですが、浴室という狭い空間で油性塗料を使用するとニオイが数日間残ってしまう可能性があります。
そのため既に浴室を使用している場合は、ニオイの少ない水性塗料がおすすめです。
浴室が使えない期間がある
浴室塗装は、塗装後の乾燥時間をきちんと置くことが重要になります。
水分がしっかりと乾燥しておくことも重要なので、塗装前日に浴室を使用することは可能ですが、換気をしっかりとおこなわなければなりません。
浴室塗装は1日で完了することがほとんどなのですが、乾燥にしっかりと時間をかけないといけないため、最低でも2日間は浴室を使用できないと覚えておいてください。
浴室の床の塗装をすると滑りやすくなることがある
浴室の床に塗装や防水を施すと、水分が塗膜の上に溜まるようになり、滑りやすくなることが稀にあります。
特に高齢者の場合、足を滑らせて大きなケガをしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
滑りにくい防滑塗料もあるので、高齢者の人は候補として考えておいてもいいと思います。
浴室塗装の実績がある業者は少ない
ここまで浴室塗装について説明させていただきましたが、実は浴室塗装の経験や実績がある塗装業者は数が少ないのです。
ユニットバスの普及が高まったことも原因としてあるのですが、湿気の多い浴室の工事となると、塗膜が剥がれるリスクが怖くて敬遠している業者もいるのです。
それほど湿気がこもる場所の塗装が難しいということです。
まとめ:業者選びを焦らずじっくり
施工の難易度が高いために経験している業者が少ない浴室塗装。
しかし、浴室で起きているさまざまな問題を解決して快適なバスタイムを手に入れるには、おすすめの方法であることは確かです。
そのため、経験と実績のある業者を選定して依頼するようにしてください。
安いからという理由だけで簡単に業者を選んだりせずに、候補として選んだ業者とじっくり話をして相見積もりをとり、吟味してから依頼をするようにしてくださいね。
それが浴室塗装成功の1番の近道です。