微弾性フィラーとは?

微弾性フィラーとは?
微弾性フィラーというのはあまり見聞きしませんが穴や隙間を埋める材料のことで塗料の場合は下地の凹凸をなくす目的で使用され下地調整を行うものです。
微弾性フィラーはもう少し詳しく言えば上塗り塗料と塗装面の密着を良好にする働きもあります。
上塗り塗料と下地の関係をベストマッチさせるように上塗りにはより密着するように働きかけ、下地には吸い込みやムラが出ないようにする働きを担っています。
用語で言うとシーラーとフィラーの機能が両方あるものが微弾性フィラーとなります。
特に外壁塗装ではペンキを塗るだけの仕事ではないので、下地処理がとても大切な段階となります。
そのため微弾性フィラーを使用して塗料の性能を最大限に発揮できるようにサポートしています。
微弾性フィラーは、弾性とあるように少し柔らかい材料が使用されていて、ひび割れのある部分にもゴムのような塗膜を張り巡らしてひび割れを埋めるように入り込みます。
結果的にひび割れが拡大していくのを防ぎ、近年では耐久性や防水性にも優れた商品が登場しており、用途もどんどん広がっています。
使い方豊富な微弾性フィラー
微弾性フィラーは外塗りと下地の関係を良好にするほかに、壁の傷み具合によってはフィラーの上から中塗り塗料が塗られることもあるものです。
塗料のスペックを生かすための塗り方として多く採用されていて、古い建物にも適用されることがあります。
微弾性フィラーはさまざまなシーンで使われるもので用途によっては表面からは見えないものです。
しかし見えなくても使い方が豊富で塗料のスペックを最大限に引き出すことができるので、重要な役割を担っています。
特にモルタル系外壁では大活躍していて小さなひび割れ対応には威力を発揮し続けています。
今後もさまざまなものが開発されることが予測できますから、多様化された微弾性フィラーが登場する日も近いのではないでしょうか。