外壁塗装の部分補修工事について

家屋全体の外壁塗装工事を行う場合は大がかりになり日数や費用もかかってきますが、部分的に行う補修工事であれば費用や日数が少ないため応急措置として行うケースもあります。
ここでは外壁塗装の部分補修工事についていくつかご紹介します。
ひび割れの部分補修工事について
部分的に補修する案件で一番多いとされているのがひび割れです。
ひび割れはある程度の築年数が経過するとほとんどの住宅に生じるもので、発生場所もコンクリートやモルタル、屋根など外回りのあらゆる箇所に発生します。
ひび割れた部分を放っておくと雨漏りや家屋の耐震性などに影響を与えることがありますので、出来るだけ早く補修を行った方が良いでしょう。
補修の際には強力な接着力のあるエポキシ樹脂を使用する場合が多く、ダイレクトシール充填工法やU字カットシール充填工法、自動式低圧樹脂注入方法などひび割れの程度によって様々な工法があります。
屋根の補修工事について
雨や風、太陽光などの影響を直接受ける屋根は外壁よりも注意が必要な箇所とされており、定期的に確認しておく必要があります。
豪雪地帯に多く人が歩くことができない三角屋根は小さな板が重なりあって出来ているため、人が歩くことができる陸屋根よりも部分補修がしやすいとされています。
三角屋根と陸屋根のいずれにしても高所にあるため確認する際には落下しないよう注意しましょう。
外壁や屋根以外にもベランダやシャッター、雨樋、デッキ、出窓なども新築から10年以上経過すると不具合が出やすいとされており、外壁塗装と同時に補修することが多いです。
補修の必要性を感じていても工事には手間や費用などがかかるためついつい後回しにしてしまいがちですが、住宅の寿命を少しでも長くするためにも大規模補修を行うまでに応急措置として部分補修をしておくことをおすすめします。