外壁塗装に必要な足場の種類と価格相場について

塗装にはなくてはならない足場
外壁塗装や屋根塗装をする場合、家の周りに足場を組まなければいけません。
何故なら足場がなければ、屋根や高い外壁部分の塗装をすることができないからです。
それ故、外壁塗装業者に塗装費用の見積もりを提出してもらうと、必ず「足場費用」という項目があります。
とにかく足場は外壁塗装をするうえで、なくてはならない作業の1つなのです。
足場の種類
そんな重要な作業である足場には、3種類の組み立て方があります。
「単管足場/単管ブラケット足場/クサビ(ビケ)足場」
○単管足場
丸いパイプ(単管)を2本抱き合わせることによって、足場を組み立てる方法を単管足場といいます。
単管足場の場合、組み立てたパイプ2本の上に足を乗せて塗装を行うため、常に慎重な意識を持ちながら作業をしなければなりません。
というのも下手をすれば足を滑らせてしまい、そのまま事故を引き起こしかねないからです。
それ故、今では単管足場を組み立てることはほとんど無くなっています。
○単管ブラケット足場
「単管パイプ+ブラケット(金物)」を付け、そこに足場板を敷いて作業する方法を単管ブラケット足場といいます。
単管ブラケット足場は単管足場と違いきちんとした足場板があるため、バランスが取れてきちんと作業することができます。
ただし足場板はあってもボルトなどで固定しているわけではないので、足場が若干揺れやすいといえます。
○クサビ(ビケ)足場
今、もっとも使われているのがクサビ(ビケ)足場です。
クサビ(ビケ)足場の特徴はブラケットを差し込んで組み立てるタイプで、塗装が終わった時、簡単に解体することができます。
また足場板はハンマーでガッチリ固定しているため、揺れも少なく安心して作業に取り組むことができます。
足場の価格相場
このように3種類ある足場ですが、肝心の価格相場はどれくらいなのでしょうか。
足場の価格相場は「1㎡当たり700~1000円」で、この価格には飛散防止ネットなどをすべて含んだ金額です。
一般的な2階建て住宅の塗装であれば、15~20万円以内で収まります。
ちなみに「1㎡当たり1000円を超える」ようであれば、一度外壁塗装業者にその旨を確認する必要があると思います。
また屋根塗装で勾配が急な場合、「安全面+高品質」を確保するため屋根の上にも足場を組むことがあります。
そのような場合、足場の価格相場より若干高くなることも付け加えておきます。