外壁塗装によるアスベスト被害の原因や症状、危険性について解説

外壁塗装によるアスベスト被害が起こる原因
外壁塗装によってアスベスト被害が起こってしまう原因というのは、アスベストという物質の特徴にあります。
アスベストと言う外壁塗装などに使われていた物質は、 熱や摩擦などといった外部からのダメージから強い特徴があったため、塗料に使われていました。
しかし、アスベストには実はもう1つ、細すぎて呼吸をした際に肺にまで入り込んでしまい、その場にとどまり続けてしまうという特徴もあるのです。
そしてこの特徴があることから、アスベストを吸い込んでしまった人に健康被害が起こってしまっていたのです。
外壁塗装によるアスベスト被害の具体的な症状について
外壁塗装によるアスベスト被害によって起こる具体的な症状というのは、大きく3つに分けることができます。
1つ目は肺がんという病気です。
現時点ではアスベストという物質を吸い込んで、肺がんになってしまうまでのプロセスというのは明らかになってはいません。
しかし、アスベスト吸い込んだことによって肺がんになる人が実際に多かったことからアスベスト被害による代表的な症状としてあらゆるところで紹介されているのです。
2つ目は中皮腫という病気です。
中皮腫とは肺の周りにある膜のような部分に腫瘍ができてしまう病気のことを言います。
そしてこの中皮腫という病気になってしまう人の80%はアスベストが原因となっていることがわかっていますので、まさにアスベストによる健康被害の代表的な症状だと言えるでしょう。
3つ目は石綿肺という病気です。
石綿肺とは別名アスベスト肺と呼ばれていて、アスベストなどを吸い込むことによって肺そのものが線維化してしまう症状が起こる病気になります。
ちなみにこの病気は特にアスベストが入っている塗料を使う労働者の人によく見られるものだと言われています。
現在の外壁塗装によるアスベスト被害の危険性について
ここまでご紹介してきたように外壁塗装によるアスベスト被害には、大きな健康被害をもたらす病気などがあります。
しかし、結論としては現時点では外壁塗装によるアスベスト被害は心配する必要はないと言えます。
なぜなら2004年に既にアスベストが入っている塗料などの輸入や使用が禁止されているからです。
そのためこれから外壁塗装を行おうと考えている方は、安心して業者などに依頼をすると良いでしょう。