外壁を石膏ボードで作るメリットとデメリット、費用
外壁を石膏ボードで作ることは可能?
外壁を石膏ボードで作ることは可能です。
ただし、外壁に使用することができる石膏ボードは以下の5種類のみとなります。
どんな石膏ボードでも使用することができるというわけではありません。
1. 石膏ボード
最も安価で一般的な石膏ボードを指します。
石膏のまわりを紙で覆って作られています。
2. 強化石膏ボード
石膏ボードよりも耐火性と耐衝撃性が優れたものとなります。
そのため、石膏ボードに比べ少し外壁の耐久性はアップします。
3. 構造用石膏ボード
釘に対する側面抵抗力が優れた石膏ボードとなります。
4. 石膏ラスボード
下地として使用するのではなく、仕上げ材として重視されたもので、仕上がりを重視した石膏ボードとなります。
5.シージング石膏ボード
内部と表面に防水処理を行った石膏ボード。
そのため、吸収時の強度が高く防水性能が高い石膏ボードとなります。
外壁を石膏ボードで作るメリットとデメリット
外壁を石膏ボードで作るメリットは、とにかく、安価であるということです。
石膏ボードを使用することで、外壁を安価で仕上げることが可能となります。
その上で、防火性能にも優れ、安心して使用することも可能です。
デメリットは、耐久性です。
石膏ボードは面の衝撃に強いものの、点の衝撃には弱く、飛来物があった場合、破損してしまう可能性が高くなります。
費用について
安価であると言っても、外壁に使用する場合は、まとまった費用が必要となります。
材料費と施工費を合わせて1平方メートルあたり1000円から3000円ほどが必要で、住宅の外壁全体に石膏ボードを取り付ける場合は、住宅の規模によって異なるものの15万円以上必要となり50万円程度かかる場合もあります。
メンテナンス費用としてが、石膏ボードのメンテナンスは基本、外壁の修繕と一緒に行います。
そのため、石膏ボードの交換費用、20万円から60万円に加え、外壁の修繕費用が加わり150万円以上となる場合が多くなります。