外壁を吹き付け工法にするメリットとデメリット
外壁を吹き付け工法にするメリット
外壁塗装には、手塗り工法と吹き付け工法があります。
吹き付け工法とは、エアガンやエアスプレーガンを使い塗料を外壁に吹き付ける工法です。
手塗り工法は、刷毛を使用し手塗りで塗装を行う工法です。
この両者を比較した場合、外壁を吹き付け工法にするメリットは、
・工期の短縮
・仕上がりの良さ
・狭い隙間でもきれいに塗ることができる
の3つ。
吹き付け工法を選択することで、一度に広範囲への塗装が可能となり工期を短縮させることが可能になります。
大きな住宅であればあるほど、その効果は絶大です。
次に仕上がりの良さや狭い隙間においては、吹き付け工法の場合、均一に塗装しやすくムラができにくいメリットがあります。
また、狭い隙間でも塗装しやすく、刷毛での塗装が困難な場所でもきれいに仕上げることが可能になります。
外壁を吹き付け工法にするデメリット
デメリットとしては、
・作業音の大きさ
・徹底的な養生が必要になる点
・塗料の無駄が多くなる
・職人技が必要
の4つ。
吹き付け工法の場合、コンプレッサーを使って行うため、そのエンジン音の大きさや噴射する際の音など、すべて騒音に近い大きさです。
そのため、自宅の中だけでなく近所への騒音問題も大きくなり、住宅街では不向きな工法と言えます。
また、吹き付け工法の場合、飛散防止が必要となるため入念な養生が必要です。
その養生に時間がかかる点がデメリットとなり、塗装面積によっては手塗りより工期が長くなってしまうことがあります。
一見、無駄なく塗装することが可能なように見える吹き付け工法ですが、塗料の飛散が多く塗料が無駄に飛び散り材料費が高くなってしまう可能性があります。
難易度も非常に高い工法となり、職人技も必要で職人の腕によって完成に大きな差が生じてしまいます。
まとめ
以上が外壁を吹き付け工法にするメリットとデメリットです。
これをよく把握したうえで、吹き付け工法を選択するのか検討されることをおすすめします。