外壁にALCを使うメリットや費用相場
ALC とは?
ALCとは、コンクリートの内部に気泡を入れた外壁材となり、コンクリートの重量を軽減させる効果があります。
耐用年数も非常に長く、60年以上。
サイディングなどの外壁材に比べ、非常に長い寿命を持つ外壁材です。
単価は1平方メートルあたり5500円程度となります。
外壁にALCを使用するメリット・デメリットとは?
一般的な外壁材として使用されているのは、サイディング、モルタル、タイルの3つです。
これらの外壁材と比較することで、ALCのメリット・デメリットがわかってきます。
まずは、サイディングと比較した場合、メリットは耐用年数の長さとなります。
一般的なサイディングの耐用年数が20年から30年と言われる中、ALCの耐用年数は60年以上と非常に長くなります。
その一方、デメリットは少し割高になってしまうことと防水性能の低さとなります。
次にモルタルと比較した場合、 ALCの方が軽量であるという点がメリットとなります。
その結果、耐震性を高めることが可能となります。
その一方、ALCの場合、継ぎ目があり、その継ぎ目から雨漏りが起こる可能性があります。
最後にタイルと比較した場合、費用の高さで大きな差が生まれます。
ALCに比べ、タイルを外壁材にする場合、2倍以上高くなってしまうのです。
デメリットとしては、タイルに比べデザイン性がALCにはなく、見た目に大きな差が生まれてしまいます。
ALC の費用相場
ALCの費用相場は、30坪程度の一般的な住宅で150万円から250万円程度です。
1平方メートルあたりの材料費は5500円程度で、それに手間賃が加わります。
凹凸の多い外壁の場合、手間賃が高くなることが考えられ費用が高くなるほか、高性能のALCを選択することで費用が高くなることが考えられます。
60年以上の耐用年数があるとはいっても、塗装のメンテナンスが必要となり、目安は10年に一度。
費用は100万円前後必要となります。