危ない!外壁塗装工事のその見積書、本当に大丈夫?

外壁塗装を検討している方のファーストステップは、見積書の依頼です。
しかし、見積書を依頼するだけで終わってはいけません。
業者からもらった見積書の内容をしっかりとチェックすることが必要です。
たとえば、工事内容や金額が適正範囲なのか、依頼した工事内容は含まれているのか、外壁の状態に合った工事内容か、などをチェックしましょう。
このようなチェックができない見積書は危険かもしれません。
確認が曖昧なまま工事へ進んでしまうと、手抜き工事や高額な追加請求をされるなどのトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
そうならないためには、見積書の正しい見方を知ることが大切です。
今回は、そんな見積書を見るうえでの注意点などについて説明していきたいと思います。
これから外壁塗装をしようと考えている方には、きっと参考になることが見つかると思いますので、最後まで読んでみてください。
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外壁塗装の見積書は大切な書類
外壁塗装の見積書は、工事のすべてを把握できる大切な書類といっても過言ではありません。
外壁塗装には、複数の工程がありますが、細かい作業まで理解できる人は少ないでしょう。
見積書を見ても、作業項目が適正なのかなどを判断することは難しいと思います。
とはいえ、内容を把握しないまま契約を結ぶことはとても危険です。
「一般の方は知識がない」ということにつけこんで、必要な作業を省略したり費用を高く設定したりする悪徳な業者もいます。
後悔のない工事をするために、見積書を確認する際の注意点を知っておきましょう。
基本的な外壁塗装の見積書を知ろう
塗料の効果を最大限発揮させるためには、必要な工程を正しい手順でおこなわなければなりません。必要な工程が行われるかを見るには、次の6つの項目が見積書に記載されているかを確認します。
- ①足場設置
- ②高圧洗浄
- ③下地処理
- ④外壁塗装
- ⑤付帯部塗装
- ⑥諸経費
これらの項目がひとつでも欠けていると、手抜き工事の可能性があります。
外壁塗装の見積書で注意すべき点
外壁塗装の見積書で注意してチェックすべき点が5つあります。
- ①塗料メーカーと商品名が記載されているか
- ②下地処理の内容が明記されているか
- ③塗装の工程は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りか
- ④見積もり単位に「一式」が多く並んでいないかv
- ⑤工程ごとに具体的に記載されているか
これら5つのポイントをおさえてチェックすることで、適切な工事かどうかを判断することができます。
業者選びに役立つので、しっかりと覚えておいてくださいね。
塗料のメーカーと商品名が記載されているか
見積書をチェックする際の注意点1つ目は、塗料のメーカーと商品名が記載されているかを確認することです。
塗料は、種類によって単価が違ってきます。
そのため、塗料名が記載されていないと、相場よりも高い費用で見積もられる可能性があるため、注意しなければなりません。
記載がない場合は、業者に質問して確認するようにしましょう。
下地処理の内容が明記されているか
見積書をチェックする際の注意点2つ目は、どんな下地処理をおこなうのかということです。
下地処理は、塗料の耐久性に大きく関係する重要な工程です。
そのため、内容をしっかり確認するようにしてください。
下地処理は目視で確認できない部分なので、省略したり手抜きをしたりする業者もいます。
そこで確認する内容としては…
「外壁の劣化について写真などを見せて確認してくれる」
「劣化の状態に合った下地処理を提案してくれる」
「説明と見積書の内容が一致している」
「説明がない、または曖昧な業者は避ける」
となります。
見積書に「ケレン作業」や「クラック補修」など、下地処理の項目が記載されていない場合は、業者に確認することをおすすめします。
塗装の工程は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りか
見積書をチェックする際の注意点3つ目は、塗装の工程が下塗り・中塗り・上塗りの3階塗りになっているかです。
外壁塗装は、基本的に3回塗りになります。
しっかりと3回塗りで塗装されていないと、早い段階で塗料が剥がれるなどの不具合が発生します。
そのため、3回塗りがしっかりと記載されているか確認してくださいね。
見積もり単位に「一式」が多く並んでないか
見積書をチェックする際の注意点4つ目です。見積もり単位に「一式」が多く並んでいないか確認しましょう。
単位を一式で表記すること自体は悪くありません。
ただし、外壁塗装は、ほとんどの費用を面積で計算するので、塗装する箇所としない箇所の区別がつきにくいなど、さまざまな点からトラブルに発展するおそれがあります。
一式が多く並んでいるなと感じたら、業者にすべて確認するようしましょう。
工程ごとに具体的に記載されているか
見積書を見る際の注意点の最後は、工程ごとに具体的に記載されているかを確認することです。
大雑把に記載されている見積書を提出してくる業者はもってのほかです。
細かい工事内容や単位、費用内訳がないと避けておきましょう。
外壁塗装工事は、一般的には高い買い物です。
そのため、工程ごとに具体的に記載されているかを慎重に確認しましょう。
まとめ
外壁塗装の見積書は、工事を成功させるために重要なものです。
とにかく「工事内容がすべて把握できる」ものを提出した業者を候補にすることをおすすめします。
先述したような不明点が少しでもある場合は、業者に確認をするようにしてください。
対応してくれない、曖昧に流されたりする場合は、悪徳業者のおそれがあるので、避けるようにしましょう。
外壁塗装は、気軽に何度もおこなえるものではありません。
安心して工事を依頼できるように慎重に確認をして選ぶことをおすすめします。