メンテナンスが大切!雨戸は塗装で機能も美しさも復活できる!
「雨戸の見栄えが悪くなってきたから、キレイにしたいけど、どうしたらいいかわからない」
という悩みを耳にすることがあります。
雨戸は、塗装でキレイにすることができるのですが、外壁塗装と少し違いがあります。
さらに、どういった色を選ぶと外壁に合うのかなど、悩んでしまう方もいるかもしれません。
そんなあなたのために、雨戸塗装についてさまざまな観点からまとめていきたいと思います。
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雨戸の基礎知識
雨戸塗装をする際、外壁塗装と同様、ある程度の知識が必要になります。
そこで、ここからは雨戸の基礎知識をまとめていきたいと思います。
雨戸の役割
●防犯対策
雨戸は、住宅の防犯対策の役割があります。
住宅は、窓ガラスだけだと意外と外から中が丸見えで、内部がどういう状態か簡単にわかります。
これが雨戸のあることにより、内部が見えなくなり、中を把握させなくすることができます。
さらに、雨戸に鍵をかけることで、二重構造の窓として耐久性と防犯性を高くできます。
これにより、外部からの侵入を防ぐことができます。
●台風などから建物を守る
雨戸により台風などの雨や風から建物を守ることができます。
また強風による飛来物で窓ガラスが割れてしまうことを防いでくれます。
塗装できる雨戸とできない雨戸
雨戸の材質は、基本的に3つあります。
3つそれぞれに特徴があるので、ここから紹介していきます。
まず、金属製の雨戸は、高耐久性で塗装も可能。
耐用年数は、10~15年とされています。
次に、木製の雨戸は、交換を前提としているので価格が安い特徴があります。
塗装は可能で、耐用年数は4~6年とされています。
最後に、アルミ製の雨戸は、耐久性に優れており、耐用年数は7~10年とされています。
しかし、塗装は専用の塗料でないとできません。
雨戸のおもな劣化症状
●雨戸表面のサビ
雨戸は、時間の経過とともに表面にほこりや水分が吸着します。
それらを放置すると、サビが発生してしまいます。
●雨戸のチョーキング現象
新築時、雨戸には表面を保護するための塗装が施されています。
この塗膜は経年劣化してしまい塗料の耐久性が低下することで、雨戸の表面に粉のようなものが発生するチョーキング減少が起こります。
チョーキング現象は、基本的に塗料の寿命のサインと覚えておきましょう。
雨戸の金属、木製があらわになっている状態なので、さらなる劣化につながります。
●雨戸の腐食
木製の雨戸の場合、長いあいだ雨にさらされることにより水分を吸収し、雨戸自体が腐食してしまうおそれがあります。
塗装をすることで表面を保護し、程度の防水性を保つことができますが、塗料が劣化してきたときは、水分を吸収しやすくなるため注意が必要です。
塗装できる雨戸の種類は1つ
雨戸は、おもに4つの種類にわけられます。
それは、単盤引き戸、ルーパー、アコーディオン、シャッターといわれるものなのですが、これらの中で塗装ができる雨戸は引き戸タイプだけです。
なぜなら、引き戸タイプ以外は可動式のため、可動部に塗料が入り込むと雨戸の可動性能を損ねるおそれがあるからです。
しかし、これは塗装を行う職人の技術にも左右されるため、依頼する業者に確認するようにしましょう。
シャッターに限っては開閉時に表面を巻く構造のため、技術力がある職人が塗装したとしても巻き取り時に塗料が剥がれてしまうのでおすすめできません。
雨戸塗装におすすめの塗料と色
雨戸塗装におすすめの塗料は油性のウレタン
塗料には本当にたくさんの種類がありますが、金属製の雨戸塗装には、油性のウレタン塗料がおすすめです。
なぜなら、雨戸部分の塗装に固い塗料を使用するとムラの原因となり、水性塗料では密着性が悪くなるからです。
油性のウレタン塗料は、サラサラしているので最適です。
ウレタン塗料を塗る前に、塗料の耐久性を高めるためにさび止め塗料を塗ります。
雨戸塗装におすすめの色
雨戸の塗装におすすめの色は、現状の色に合わせることです。
外壁塗装で外壁の色を変えた場合は、ブラックやブラウン系などの濃い色なら汚れが目立ちにくくおすすめです。
雨戸塗装を業者に依頼するときの注意点
雨戸塗装の費用相場を知っておこう
雨戸塗装を業者に依頼する場合は、費用相場を知っておきましょう。
雨戸の塗装の費用は、1枚当たりで計算する方法と1㎡で計算する方法の2種類あります。
1枚当たりで計算する場合
雨戸塗装は、1枚当たり約2,000円~5,000円が相場とされています。
ただし、雨戸の設置場所によって大きさも変わってくるので、費用に少しばらつきが出てきます。
1㎡あたりで計算する場合
この場合、1㎡あたり800円~1,300円が相場とされています。
雨戸塗装は表裏での金額なのか確認する
雨戸は、表も裏も劣化するので、両面を塗装することがベストです。
しかし、すでに設置してある雨戸は裏面の塗装ができないため、業者に雨戸を取り外して塗装してもらえるか、表面だけ塗装する金額なのかを確認しましょう。
雨戸塗装は外壁塗装と同じタイミングで
雨戸塗装は、外壁塗装と同時に行うのがベストです。
雨戸の耐久力は約10~15年とされており、これは外壁塗装の塗り替え目安とほぼ同じです。
外壁塗装と同時にすれば、足場設置を1度で済ますことができ、その分の費用が節約できます。
同じタイミングで塗装することで、次の塗装も同じタイミングになるので効率もよくなります。