人気の外壁塗料『ガイナ』を選ぶ前に知っておきたい評判とは?
話題の塗料・ガイナのデメリットを口コミ・評判から徹底解説
話題性の高い断熱塗料・ガイナにも、いくつかのデメリットが存在します。
塗料の難点を知らずに知名度だけで外壁塗装工事の依頼を行なうと、後々「こんなハズじゃなかった!」とも言える後悔やトラブルが生じることもあるため、注意が必要です。
意外と知られていないデメリットと実際に塗装を行った方々の口コミから、ガイナ塗料の特徴を徹底解説していきます。
ガイナ塗料の特徴
外壁塗装工事に使う塗料を選ぶ際には、メリットだけでなくデメリットも知っておく必要があります。
特に多くの工事業者が勧めるガイナ塗料には、利点と同じぐらいの難点がありますので、これから説明する特徴を全て頭に入れた上で「自分に合った種類なのか?」の判断を行なうようにしてください。
■コストが高い
ガイナ塗料の口コミで最も多く語られているのは、費用が高いというデメリットです。
1回の工事で15~20年長持ちすると考えれば、ガイナ塗料は大変コストパフォーマンスが良いとも言えるかもしれません。
しかし同じく外壁塗装工事に使われるシリコン塗料やフッ素塗料と比べると、10~50万円ほど工事費用がアップする形となりますので、「本当にここまでの塗料が必要なのか?」を再確認すべきと言えそうです。
■納期やスケジュールの調整が難しい
3ヶ月以内という使用期限によって各業者が自社内にストックしにくいガイナ塗料を使う際には、各社による提案や発注のスピードといった段取りが納期に大きく影響します。
特に着色している白以外のカラーの場合は、塗料の納期まで10日~2週間ほどかかりますので、「すぐに外壁塗装をして欲しい!」と感じている皆さんの希望は叶いにくい材質と捉えて良いでしょう。
■ガイナは断熱材ではない
この塗料で塗装工事を行ったお客様の中には、「ガイナ=断熱材」と勘違いされている方々も多く見受けられます。
こうした想いによって「ガイナを塗れば2階の猛暑も大きく緩和するだろう!」といった過度な期待をしていると、状況が劇的に変わらないことによる不満が生じることにもなりますので注意が必要です。
話題性の高いガイナはあくまでも「塗料」となりますので、断熱材ほどの高い効果が得られないことも知っておくべきだと言えるでしょう。
■濃い色には仕上げられない
セラミック塗料であるガイナは、基本的に白をベースに色を作っていきます。
そのため、黒や紺、紫といった濃く強いカラーは作ることはできないのです。
ガイナ塗料を推奨するサイトでは、基本のカラーバリエーションが52色・全部で200種類以上の対応が可能と書かれていますが、その中に濃い色がないことも知っておくべきだと言えそうです。
■ガイナを扱っている業者が少なく、腕のいい職人に当たりにくい
錆止めやシーラーなど、外壁の下塗りに使う塗料は、ガイナのメーカーの日進産業では作られていないのです。
そのため、あとから剥がれや膨れ等があった場合は、塗料メーカーの責任ではないため、しっかりとした塗装業者を選ぶ必要があります。
ただ、取り扱いが少ないため、業者の選定は十分注意したほうがよいでしょう。
ガイナ塗料の口コミ情報 まとめ
ここからは、実際にガイナ塗料で外壁などの塗装を行った皆さんの体験談や口コミから、この商品のメリット・デメリットを見ていきます。
【費用総額が140万円になってしまった】
今回初めて外壁塗装工事を行った私は、業者さんの勧めでガイナ塗料を選びました。
塗料や工事に関する知識の全くない私は、ガイナのメリットだけを見てこの塗料を選定した形です。
そんなに大きな家でもないのに費用総額が140万円になってしまったので、もう少しじっくり時間をかけて塗料選定をした方が良かったかなぁと後悔しています。
【大きな室温の違いがなかった】
私は、外壁と破風の2ヶ所をガイナという塗料を使って塗装をしてもらいました。
高齢者2人で生活するには猛暑が厳しすぎると思い、断熱塗料のガイナに惹かれた部分もありました。
でも実際に塗装をしてもらうと、自分が想像していたほどの大きな室温の違いがなかったので、奮発せずに安い塗料でも十分だった気がしています。
15~20年が耐用年数と言われているため直近の再依頼はないと思いますが、また外壁塗装を行なう機会があれば、塗料だけでなく業者選定も入念に行なうようにしたいです。
【イメージが緩和したので仕上がりには満足】
これまで父が暮らしていた築23年の自宅に移り住むことになり、少しでも美しい仕上がりを求めて今話題のガイナ塗装をしてもらいました。
外壁塗装によって外観が明るくなったら、ボロボロの家というネガティブなイメージが緩和したので仕上がりには満足しています。
でも外壁塗装から1年経ったら次は水周りが壊れ始めたので、こういうボロボロの古い家には外壁1ヶ所に大きなお金をかけるのではなく、相場に近い平均的な価格の塗料や設備を使ってこまめにさまざまなところの修繕をしていくのが理想なのかもしれないなぁと思っています。