いま、ジョリパットという塗料を知らなくてどうする?
建物のイメージは、どんな塗料を使っているかによって大きく左右されます。
サイディング外壁が主流である今、温かみを演出できると人気を集めている塗料があります。
それが、アイカ工業のジョリパットです。
このジョリパットは、業者に依頼する外壁塗装だけでなく、エクステリアをDIYで塗装する際に使用する方もいます。
この記事では、そんな人気のジョリパットのメリットやデメリットなどについて詳しく説明していきたいと思います。
外壁塗装などを検討中の方で、ジョリパットが少し気になっていた方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
参考になることが見つかると思います。
それから、ジョリパットを採用するかを検討しても遅くないでしょう。
それでは、いっしょに見ていきましょう。
見出し
ジョリパットとは?
ジョリパットとは、アイカ工業という愛知県に本社を置く企業から発売されている塗料の商品名です。
ジョリパットは、もともとフランスで開発された塗料に、砂などを混ぜ合わせたモルタル外壁用衣装塗料です。
そのことから、ジョリパットというと、モルタル外壁の仕上げ工法だと思われていることがあるのですが、塗料の商品名ということを覚えておいてくださいね。
ジョリパットは、1975年にはじめて発売されてから現在まで、40年以上ものあいだ、改良を重ねに重ねて、デザイン性や機能性を高めることで人気を集めてきました。
ジョリパットの種類が豊富
ジョリパットは、本当にさまざまな種類が発売されています。
機能面だけでも、屋内向け、屋外向け、塗れる素材向けと数十種類、180色以上のカラーバリエーション、100パターン以上のデザインのバリエーションと多種多様です。
さらに、塗る工法でも仕上がりが大きく異なるため、デザインの幅が広がります。
ジョリパットが持つ5つの機能
ジョリパットは、5つの機能を備えています。
この機能性の高さも、ジョリパットの人気の理由のひとつです。
では、ジョリパットが持つ5つの機能を見ていきましょう。
1.高耐候性
2.柔剛性
3.防カビ・防藻性
4.環境にやさしい
5.高耐久性
高耐候性は、紫外線や風雨など外壁などの劣化を進める外的要因に強いということです。
柔剛性は、字のとおり柔らかさと硬さを併せ持っているということです。
そのため、ジョリパットはひび割れを引き起こしにくいとされています。
防カビ・防藻性は、そのままカビや藻が繁殖するのを防いでくれます。
しかも、中性洗剤とブラシで水洗いが可能なので、メンテナンスがしやすい点も優れています。
最後に、ジョリパットは15年から20年の耐久性があります。
そのため、外壁塗装の頻度が少ないです。
ジョリパットはDIYでも人気
先述しましたが、ジョリパットは、外壁塗装で業者に依頼するときだけでなく、エクステリアなどをDIYするときにも使われるほど人気があります。
ジョリパット外壁の3つのメリット
外壁塗装にエクステリアのDIYなどで人気を博しているジョリパット。
高いデザイン性や豊富なカラーバリエーションだけが人気の理由ではありません。
他にもメリットが3つあり、人気の理由になっています。
ここからは、その3つのメリットについて説明していきます。
高い耐久性
ジョリパットのメリットの1つは、高い耐久性です。
15年から20年ほどの耐久性があるとされており、塗り替えの回数が少なくなります。
高い耐候性
高い耐候性もまた、ジョリパットのメリットの1つで、紫外線に強いです。
紫外線は、当たったものを劣化させる性質があるので、紫外線に強いという特性は家を守ることにつながります。
色あせなどの外壁の劣化症状も防いでくれるので、長く美しい状態を保ってくれるでしょう。
メンテナンスが簡単
ジョリパットを用いた外壁が汚れてしまったとしても、ブラシで水洗いするだけで簡単に落とすことができます。
油汚れが付着してしまったとしても中性洗剤を使うことができるため、ブラシでこすって落とすことが可能です。
このように、汚れが発生したとしても簡単に落とすことができ、メンテナンスがとても楽です。
経年劣化により塗り替えが必要になったとしても、ジョリパット専用の塗り替え材を使うことで、元の風合いのまま塗装することができます。
ジョリパット外壁の3つのデメリット
ここからは、ジョリパットのデメリットについて紹介していきます。
汚れやすい
ジョリパットは、こてで表面に凹凸をつけて仕上げることが多いです。
見た目は美しいのですが、この凹凸があることで、汚れやすくなってしまうのです。
凹凸に汚れがたまりやすくなるため、日ごろから注意することをおすすめします。
高圧洗浄できない
メンテナンスが簡単なジョリパットですが、高圧洗浄はできません。
水圧により、ジョリパットの特徴である凹凸が剥がれてしまうためです。
凹凸が剝がれると、ジョリパット内部に水分がたまりやすくなります。
どうしても高圧洗浄機を使いたいという方は、水圧に十分注意すれば使えなくもないですが、おすすめはできません。
ひび割れが起きやすい
ジョリパットには、ひび割れしやすいというデメリットがあると言われています。
本来、ジョリパットは柔剛性があり、ひび割れが起きにくい塗料なのですが、施工状況によっては、ひび割れしやすくなるケースがあります。
とくに縦方向に負荷がかかる接合部分で、ひび割れがよく発生します。
ジョリパットで、ひび割れが起こりやすい部分をどう対策するか、依頼する業者さんと相談することをおすすめします。
まとめ
ジョリパットは、高性能でデザイン性が高く人気のある塗料です。
メリット・デメリットをしっかりと把握して、ライフスタイルに合っていると判断できるのなら、ぜひ業者に依頼してみましょう。
DIYに自信がある方は、エクステリアなどで使用してみてもいいのではないでしょうか。