屋根材の劣化には屋根の葺き替え

屋根材の劣化と屋根の葺き替え
長年の風雨によって劣化が激しくなった屋根を、そのまま放置し続けると雨漏りする危険性も出てきます。
もちろん雨漏りを防ぐための防水工事をすることによって、屋根の機能を取り戻すことができるなら問題ありません。
しかし防水工事をしても、屋根本来の機能を取り戻すことができなければ。
そのような場合、屋根の葺き替えを考える必要があります。
では実際に、どのような症状が出たら屋根の葺き替えを考えるべきなのでしょうか。
「天井から雨漏りをしている/瓦が大きく破損している/トタン屋根が錆びている/スレートが劣化している」など。
上記に明記した屋根の劣化症状を考慮して、屋根の葺き替えの判断をする必要があるといえます。
屋根材の種類
ではここで、屋根材の種類と葺き替え時期の目安について触れておきます。
○日本瓦
非常に耐久力が高い日本瓦は、防水シートを交換するだけで屋根の機能を取り戻す場合もあります。
それ故、日本瓦の葺き替えは慎重に見極める必要があります。
・耐久年数は40~60年。
○スレート屋根
スレート屋根は風雨によってスレート剤が劣化してしまうと、その下にある防水シートも劣化し雨漏りに繋がってしまう危険性があります。
・耐久年数は15~20年。
○トタン屋根/金属屋根
銅板を亜鉛メッキしたトタン屋根(金属屋根)は、雨水によってサビが広がっていきます。
そしてサビが広がっていくと、「穴が開く→防水シートが劣化」して雨漏りに繋がります。
・耐久年数は6~10年。
信用できる施工会社を選ぶ
屋根の葺き替えは、劣化状況を判断することから始まります。
そして劣化状況を適当に判断し、表面の屋根材だけを葺き替えをする悪徳施工会社が存在することも覚えておいてください。
だからこそ私たちはそうした悪徳施工会社に惑わされないためにも、知識を持って屋根の葺き替え全般を質問しなければなりません。
もちろん私たちの質問に対して丁寧な回答を示す施工会社であれば、信用できる施工会社といえます。
(ちなみに信用できる施工会社には、必ず経験豊富で熟練した職人が在籍しています。)